北京オリンピックの熱狂から数日後悲しい出来事が世界各地に伝えられた。
ロシアはウクライナに軍事侵攻を始めると発表した。メディアは一斉に報道し、有名人や長名人が反対の意義を訴え、各地では盛んにデモが行われている。
スポーツ界にも影響を及ぼし、サッカー、水泳、F1やスキーなど、相次いで大会の中止を発表した。
医師の目線で話をしたい。
新型コロナウイルスはウクライナでも脅威を振るっている。感染者は減少傾向にあるが、約2万人と日本の倍近くの数字である。
病院は頻拍していたはずだ。コロナウイルスで大変な時期に軍事侵攻などたまったもんじゃない。どれだけの患者が流れ込んでくるのか。そんな中、昨夜クラスター爆弾で病院を攻撃したと報道。病院関係者の心中を考えると心が痛むばかりだ。
ブラックジャックはご存知だろうか。
手塚治虫の代表作で、医師の漫画作品だ。
「病院ジャック」という話がある。
アニメと漫画では少し話が差異するが、ほとんど変わらない。漫画版の最後の一コマが脳裏に過ぎる。
一刻も早く軍事侵攻を終わってほしい。
ブラックジャックも世界中の人々もそう願うばかりだ。